PRESS RELEASE
第42回東京モーターショー2011
-12月2日(金)、東京ビッグサイトで開幕-
- JNL-2011-43
- 2011年11月4日
本年3月11日に発生した東日本大震災は、各地で甚大な被害を及ぼした。サプライチェーンの寸断により、日本の自動車生産は大きく落ち込み、海外での日本車の生産にも影響を及ぼした。この震災からの復旧・復興に向け、日本の自動車産業の総力を挙げて取り組んだ結果、短期間で正常化することができた。
一般社団法人日本自動車工業会(会長:志賀 俊之)は、予定通り、本年12月2日(金)から11日(日)までの10日間(一般公開は12月3日(土)から)、24年振りに会場を東京に移し、江東区・有明の東京ビッグサイトにて「第42 回東京モーターショー2011」を開催する。本モーターショーを通し、日本のモノづくりの逞しさを国内外に発信することになると確信している。
報道関係者招待日(プレスデー)は、11月30日(水)と12月1日(木)の2日間。特別招待日の12月2日(金)には、開会式と総裁寛仁親王殿下によるご高覧が行われる。
世界12ヶ国・1地域から合計176の出展者(ブランド数、展示面積35,151m2)が参加。10ヶ国・1地域から129の出展者(ブランド数、展示面積21,823m2)が参加した前回ショー(09年)を大幅に上回り、出展者数(ブランド数)では36%増、展示面積では61%増となる。
全ての国内メーカー14社・15 ブランドが出展し、海外からは前回ショーの9社・9ブランドから大幅に増加し、欧州を中心に20社・24ブランド(乗用・商用・二輪・カロッツェリア)が参加する。
アジアでは、中国やインドなどで急速に自動車市場が拡大するなか、北京や上海、ニューデリーなどのモーターショーへの関心も急速に高まっている。こうした中で、東京モーターショーは「技術立国・日本」の象徴として、世界一のテクノロジー・モーターショーを目指し、クルマ、都市、人々の暮らしに結びつく先端技術の発信をしていく。
今回、新たに主催者テーマ事業として、"SMART MOBILITY CITY 2011"を東京モーターショーの会場内で開催する。地球環境及びエネルギー問題への関心が高まるなか、今後も自動車産業がその役割を果たし続けるために、「次世代自動車とそれを取り巻く社会システム」を提示する。
今回のショーテーマは、「世界はクルマで変えられる。」"Mobility can change the world."とした。クルマは、移動手段だけでなく、環境、安全、エネルギーなど世界の様々な問題の「解決手段」となりつつある。クルマ社会の未来を、明るく、大胆に、世界に向けて発信していくという強いメッセージを込めた。
出展内容
ワールドプレミア(世界初の発表)が52台登場
ワールドプレミアが52台(乗用車26台、商用車3台、二輪車16台、カロッツェリア5台、車体2台)、ジャパンプレミアが82台(乗用車53台、商用車4台、二輪車23台、カロッツェリア1台、車体1台)出展される予定。(09年・41回ショー実績:ワールドプレミア 乗用車21台、二輪車17台、カロッツェリア3台、計41台/ジャパンプレミア 乗用車7台、二輪車12台、カロッツェリア2台、計21台)
主催者テーマ事業
「次世代自動車とそれを取り巻く社会システム」を俯瞰する
<SMART MOBILITY CITY 2011【新規】(西4ホール他)>
第42回東京モーターショー2011のシンボルイベントとして、エネルギー、環境、情報通信等の幅広い業種から26社・団体が参加し、最先端の技術が展示される他、2040年〜50年のモビリティ社会を提示するテーマ映像を中心に次世代自動車や基礎技術ガイドから構成されるコア展示エリアを設け、次世代自動車のテストライドと自動運転のデモンストレーション、ITSやスマートコミュニティをテーマとした2本の国際シンポジウム、専門家向けのアドバンス・テクノロジー・セミナー、次代を担う子供たちの夢を育むキッズ・ワークショップなどを実施する。
特別企画
多彩な来場者向け企画でクルマファン・バイクファンを増やす
<オープニングイベントの実施【新規】>
一般公開日初日の12月3日(土)に、オープニングイベントとして、自工会会員のメーカートップが参加するクルマのパレードとトークセッションを実施する。
<プロの運転による乗用車同乗試乗会【新規】(屋外展示場)>
会期前半の12月2日(金)〜 6日(火)の5 日間、屋外展示場の特設コースにおいて、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員とインストラクターがドライブする各社の最新モデルに同乗試乗し、体感していただく。
<二輪車試乗会(屋外展示場)>
会期後半の12 月8 日(木)〜 11日(日)の4日間、乗用車同乗試乗会の会場を使いコース設定を変えて実施する。
また、同特設コースに隣接するスペースにて、電動アシスト自転車(ヤマハ)の試乗会も同期間開催する。
<自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー>
2009年の前回ショーで初めて導入した「自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー」を継続導入する。今回も、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)の会員有志がガイドとなり、専門家の視点からショーの見どころを案内する。前回ショーでは、無料参加としていたが、今回は、事前登録制の有料ツアーとする。
事前登録は、東京モーターショーのオフィシャルWebサイトの「e-tixオンラインチケットシステム」で、参加券付き入場券(2,000円:入場料1,300円+ツアー参加料700円)を購入する必要があり、受付を既に開始している。
これからのクルマと社会について考える
<東京モーターショーシンポジウム2011(会議棟6階)>
毎回恒例となっている東京モーターショーシンポジウム。今回は、次世代カーライフ、自動車安全、福祉車両などクルマを取り巻く5つのテーマを取り上げる。
子供たちがクルマと触れる
<トミカコーナー(西3ホール)>
第35回ショー(2001年)以来恒例となっている株式会社タカラトミー協賛によるミニカーの展示。恒例の東京モーターショー開催記念モデルは、今回、乗用車8モデル、商用車4モデルの合計12モデルが発売される。また、カーズトミカや手で転がし発電するテコロジートミカも販売する。更に、部品を選んで、その場でロンドンバスを組み立ててくれる、トミカ組み立て工場も登場する。
<ソープボックスダービー(西3ホール)【新規】>
NPO法人ソープボックスダービーの協力のもと、ソープボックスダービーを開催する。主に小学生を対象とし、会場で木製キットカーを組み立て、全長約10メートルのコースでタイムを競う。次世代の子供たちにクルマへの親しみの機会を提供するだけでなく、ものづくりの楽しさを伝える。
ステージイベントが見逃せない
<ステージイベント(アトリウム)>
西展示棟1Fのアトリウムの特設ステージでは、フジテレビ、TOKYO FMによるライブパフォーマンスや、ファッションとクルマをテーマにしたトークショーなど様々なエンターテイメントイベントを実施する。
<COTY DAY(アトリウム)>
一般公開日初日の12月3日(土)午後、当日会場で行われた選考会の結果に基づき、西展示棟1Fのアトリウムの特設ステージで日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の発表が日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会により行われる。
食とショッピングを楽しむ
<ワールド フード カップ【新規】(屋外展示場)>
フジテレビの協力により、世界のグルメ・フードコートが誕生。オリジナルメニューをケータリングカーで販売する。
<ユナイティッドアローズ・プロデュース 東京モーターショーファッションショップ【新規】(西3ホール)>
クルマとファッションで日本を元気にすることをテーマに、国産自動車メーカーとのコラボレーションによるチャリティTシャツを会場限定で販売し、収益金を東日本大震災支援のため寄付する。また、クルマ生活の楽しさをテーマにしたウェアやアクセサリー、自動車関連雑貨なども販売する。
来場者サービス
来場者サービスの一層の向上を目指す
<東京モーターショーオフィシャルWebサイト>
主催者からの第42回東京モーターショー2011の情報発信の窓口として、東京モーターショーオフィシャルWeb サイト並びにモバイルサイトを開設しており、最新情報を適宜公開していく。
オフィシャルWebサイト:http://www.tokyo-motorshow.com
オフィシャルモバイルサイト:http://m.tokyo-motorshow.com
<日刊情報紙Tokyo Motor Show Newsの発行【新規】>
今回初めて、会場案内パンフレットを兼ねた日刊情報紙Tokyo Motor Show Newsを毎日発行する。これまでの会場案内パンフレットでは伝え切れなかった東京モーターショーの様々な魅力を専門編集スタッフにより毎日現場で取材・編集した記事により、来場者に伝え、24年振りに東京開催となる「新生・東京モーターショー」をアピールするツールとする。会期中の総発行部数は、70万部を予定。
<割安のナイター券の導入【新規】>
月曜日から土曜日の期間、開場時間が午前10時から午後8時まで、従来に比べ2時間延長したこともあり、気軽に会社帰りに会場に立ち寄り、東京モーターショーを楽しんでいただけけるように、午後6時以降の入場に限り、一般500円(通常1,500円)、高校生200円(通常500円)でご入場いただけるナイター券を発売する(当日会場売りのみ)。
<車いす利用者特別見学の実施>
毎回恒例となっている車いす利用者特別見学日を、今回も報道関係者招待日(プレスデー)2日目の12月1日(木)午後1時〜 6時に設定し、車いす利用者本人と付添者2名まで無料で招待する。申し込みは東京モーターショーオフィシャルWeb サイトにて9月15日(木)より募集を開始し、10月20日(木)で締め切った。
<AJAJメンバーによるガイダンス付小中学生特別見学の実施【新規】>
第34回ショー(2000年)より継続して行っている、小中学生を対象にした特別見学日を引き続き実施する。
今回、新たな試みとして参加者を対象に、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)のメンバーが、東京モーターショーの見方や特徴を子供たちにガイダンスする。
<オフィシャルトラベルエージェンシーによるホテル宿泊手配サービス>
今回、JTBグループをオフィシャルトラベルエージェンシーに指定し、出展者・国内外プレス・一般来場者に対し、東京モーターショーオフィシャルWebサイト上に東京ビッグサイト周辺ホテルの予約ページを8月29日(木)より開設している。一般来場者向けサービスは10月6日(木)から開始している。
<オフィシャルエアラインによる国際航空券の割引サービス【新規】>
今回初めて、ルフトハンザドイツ航空が、東京モーターショーのオフィシャルエアラインとなり、海外から東京モーターショーに来られるお客様向けに国際航空券の割引サービスを提供する。9月15日(木)より東京モーターショーオフィシャルWebサイトからルフトハンザドイツ航空の専用サイトで予約ができる。
<前売入場券の発売>
前売入場券は、11月4日(金)から発売する。主な販売委託先は、コンビニエンスストア、公共交通機関、主要旅行代理店、各種プレイガイド等。
東京モーターショーオフィシャルWebサイトでは、オンラインチケットシステムe-tixにより、前売入場券を8月1日(月)から先行発売中である。また、携帯電話が入場券代わりになるモバイルチケットも発売中。
地域や他イベントとともに連携企画で盛り上げる
<臨海副都心まちづくり協議会との連携【新規】>
【応援ポスターの掲出】
東京モーターショーの開催に呼応する歓迎ポスター4タイプを、時期を変えながら臨海副都心まちづくり協議会の加盟各社施設に8月中旬から掲出している。
【スタンプラリーの実施】
また、まちづくり協議会に加盟している施設、店舗の前にオリジナルスタンプを設置し、規定数のスタンプを集めると、東京モーターショー会場などで記念品を贈呈する「臨海副都心スタンプラリー」を会期中実施する。
【クーポン券の発行】
東京モーターショーのビビッドな情報を毎日提供する会場案内を兼ねた日刊情報誌「Tokyo Motor Show News」に周辺商業施設、レストラン等で利用できる割引クーポンを掲載し、東京モーターショー来場者の臨海副都心エリアへの回遊を促進する。
【お台場レインボー花火2011の開催】
12月の土曜日の夜(3日、10日、17日、24日の午後7時〜)には、「お台場レインボー花火2011」実行委員会主催、臨海副都心まちづくり協議会共催により、お台場レインボー花火が開催される。
東京モーターショーの後は、お台場の花火が満喫できる。
【働くくるま大集合】
12月10日(土)と11日(日)の2日間、東京ビッグサイト周辺で、消防車、警察車両など働くくるまが展示される。
<CEATEC JAPAN 2011 との連携【新規】>
IT・エレクトロニクス産業を代表する『CEATEC JAPAN』と連携し、東日本大震災からの復旧・復興へのメッセージを共同で発信する。この連携により国内外の産業界、市場に対し、日本のモノづくりの逞しさを発信していく。具体的な連携施策としては、相互が保有する国内外メディアリストへの取材来場誘致等の発信や、両展示会のオフィシャルWebサイト等での開催告知(相互リンク)、CEATEC 会場内での東京モーターショーのポスター掲出、パンフレット配布等を実施した。
以上